四季百景和歌山市

下記情報は2018年8月31日をもって終了しました。

学芸員が教えます 和歌山城天守閣再建60周年

夏号 天守閣の屋根に載る鯱

岡口門の窓

今回のテーマは天守閣の鯱です。

鯱は天守閣内で展示しています。まず1つは、弘化3年(1846)の落雷による消失後、嘉永3年(1850)に再建された時の鯱。もう1つは現在天守に載っているものと同じ形で、試作品として天守閣再建の60年前に作られた鯱です。

鯱の意味を教えてください。

鯱とは、頭が虎に似て、尾が魚のようになっている、想像上の生き物です。火事避けという意図で屋根に載せていると言われています。

まずは嘉永再建時の鯱について教えてください。

粉河(現紀の川市粉河)の鋳物師・蜂屋光三郎が製作し、青銅製の鋳造で作られました。当初は小天守用に作られましたが、実際には乾櫓に載せられていました。

それはなぜですか?

10代藩主で当時は隠居の身であった徳川治宝は、一度作らせた鯱をもっと大きくするよう注文をつけました。そのためすでに作っていた大天守用の鯱を小天守に、小天守用の鯱を乾櫓に転用することになったのです。

石垣の刻印

現在の天守閣の鯱と違いはありますか?

そうですね。実は造り方もちょっと違って、嘉永再建時の乾櫓の鯱は鋳造ですが、現在の鯱は薄い板を加工して造っています。だから重さも軽いんですよ。市内の細工師・谷口勝次郎さんが製作して、市役所に届けられた時には多くの市民がつめかけました。

実際の鯱を最も近くで見るには、お城のどの位置からが良いですか?

天守閣の3階から、小天守を見るのが最適です。

本来なら間近で見ることが難しい鯱の展示、ぜひじっくり観察してください!

教える人・教わる人

和歌山城information

天守閣前売店が『お天守茶屋』としてリニューアルオープン!

お天守茶屋

時代衣装を着た店員さんが笑顔でお出迎え! 和歌山城にまつわる土産物を中心に、和歌山県各地の物産品を買うことができます。イートインコーナーでは和歌山産の食材、湯浅醤油を使った麺類やデザートが楽しめます。雄大な天守閣を眺めて、ほっとひと息いかがですか?

場所 お天守茶屋 和歌山市一番丁3 MAP1
問い合せ 073-488-7640
営業時間 9:00〜17:30
※麺類の提供は10:00〜16:00
休日 無休
黒沢牧場ソフトクリーム

クラッシュした和歌浦せんべいと黒沢牧場ソフトクリームの相性が絶品の名物・小手鞠ソフト(税込400円)。

時代衣装を着た店員さんが笑顔でお出迎え!

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