四季百景和歌山市

学芸員が教えます あなたの知らない和歌山城

大手門(おおてもん)

今回は大手門。「和歌山城はここから入るんだ!」という印象があります。

大手門とは正門のことなので、そう感じるのかもしれません。北堀に架かる一の橋を渡ると、大手門に至ります。

前号にもありましたが、和歌山城が創建された時の大手は岡口にあったんですよね?

そうです。浅野時代にこの場所に変更されました。市之橋御門などと呼ばれましたが、寛政8年(1796)に大手御門と改称されました。明治42年(1909)に自然倒壊し、昭和57年(1982)、古写真を元に復元されました。

大手門の裏

大手門の特徴を教えてください。

大手門は高麗門という形式です。櫓門形式の岡口門と違って、上に屋根が付いているだけの簡素ですっきりした門です。

裏側は造りが複雑ですね。

門を支える柱を一つの屋根におさめると死角が生まれるのですが、この高麗門形式だと死角がありません。上から見るとコの字型に見えるんですよ。

鬼瓦と軒丸瓦

屋根に見えるのは葵の御紋ですか?

そうです。あの鬼瓦は葵の御紋ですが、その下の軒丸瓦には三ツ鍬形紋を使っています。でもこの紋の出土例はないので、復元時に三ツ鍬形紋を使用したことには疑問が残るといわれています。

大手門と一の橋を一緒に入れて撮影するなら、向かって左斜めからの構図もおすすめ♪ じっくり散策して和歌山城の魅力に触れてください!

大手門

和歌山城information

忍者

忍法!おもてなしミストの術

さまざまな術を駆使して、観光客の方々をおもてなしする「おもてなし忍者」のプロモーションビデオをただいま公開中! 記載のQRコードを読み取って、おもてなし忍者の活躍をぜひご覧ください。

より大きな地図で 四季百景 2017秋 あなたの知らない和歌山城 を表示